「キャンディーパニック」を安全快適に稼働運営いただくために定期的な清掃とメンテナンス・点検をお願いいたします。
【始業前点検】
① ドームの点検(重要)
筐体内の透明ドームにひび割れや欠けがないかを必ずご確認ください。
もしひび割れなど異常が見つかれば直ちに稼働を停止して下さい。
割れた破片が落下しお客様に当たり怪我をする恐れがあります。ドーム交換修理を手配してください。
② ブロアー吸込み口の点検(重要)
筐体背面のブロアー吸気口がゴミやPOPなどで塞がれていないか。
吸気口が塞がれますとブロアーの高負荷運転となり発熱や故障、ヒューズ切れの原因となります。
③ ボールの点検と清掃
・ボールに空気の抜けたもの、割れたり潰れたもの、汚れたものはないか。あれば排除してください。
混入していると可動部への挟み込みなどエラー発生の原因となります。
・筐体内部の床面が汚れていないか。汚れやゴミはセンサー誤作動の原因となります。
掃除機での清掃と雑巾がけをお願いいたします。
【月に一度の清掃・点検】
・筐体パワーボックス側面下のパネルをあけてブロアー本体を引き出してください。ブロアーは蝶ネジ2本で固定されています。
ブロアー本体の吸込口を掃除機(丸ブラシ)で清掃してください。
筐体パワーボックスの側面下部パネルを開ければブロアー本体へアクセスできます。コネクターを外して蝶ネジを緩め引き出します。
(ファン吸込み口の円筒ガイドの端面バリで指を切らないようご注意ください)
ブロアー本体の吸込口に埃が溜まります。ボール循環不良・ブロアー過負荷の原因となります。
ブロアー吹き出し口からシロッコファンに汚れがないかを確認。
汚れがあればファンの側面パネルを開けて掃除機の丸ブラシで掃除してください。
側面パネルはプラスドライバーを使いプラスネジ4本を緩めて外します。
吹き出し口パネルに歪みがあればプライヤーやペンチを使いゆっくり丁寧に平面に修正してください。
【ブロアーの組戻し】
ブロアー本体はベース部をガイドレールに差し込んで奥方向に押し付けながら蝶ネジで強く固定してください。(重要)
押し付けが弱いと隙間から風が漏れてボールを十分に搬送できません。どうしても空気が漏れる場合は市販の隙間テープで
ブロアー噴出し口を応急対応いただくことも有効です。
作業後は必ずアジャスターを降ろして確実にパワーボックスを水平に固定してください。
固定を忘れると振動・騒音の原因となりブロアーのファンが破損する恐れがあります。
【出入口ゴムベルトの緩み修正】
筐体出入口のゴムベルトに伸びやたるみが出るとゲーム中にボールがこぼれ出る恐れがあります。
伸びたゴムベルトは切り詰めて弛みをとることができます。
①下部固定金具の下部左右のひっかけを外し筐体から吊り下げた状態にします。下部のベルト抑えプレートを分解します。
②金具からベルトを外し、伸びた分の数センチだけベルトをカットし長さを揃えます。
③固定金具のスタッドボルトを通す穴をゴムベルトに千枚通しなどであけます。このとき手を刺さないようご注意ください。
開けた穴にスタッドボルトを通して押さえ金具をはめてナットで固定し組み戻します。
お願い:ゴムベルトが伸び切って伸縮性がなくなった場合は交換部品をご購入下さい。
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【トラブルシューティング】( 筐体の分解・調整は専門知識のある技術者が行ってください。作業中は電源プラグを必ず抜いてください )
症状:「エラー5・6・7・8」が頻発する。
対応:テストモードでプログラムのバージョンをご確認ください。
バージョンが「Ver3.1」であれば対策ソフト「Ver3.2」へアップデートいたします。
補足:「Ver3.2」ではNOMALゲーム設定でゲーム得点に関係なく2度目のボールシャワーが強制発生するモードが追加されました。
症状:「電源投入時にボールが全落下する」「ドーム開閉がオーバーランする」「ドームがきっちり閉まらない」
「エラー7」「エラ-8」が頻発する。
対応:ドーム開閉センサー位置のずれの疑い。ドームセンサーの位置調整。
回転側ドーム外周部に小さな金属プレートがセットされておりドームセンサーで金属反応をセンシングしています。
筐体正面向かって右手に「開位置センサー」左手に「閉位置センサー」がセットされています。
金属プレートとドームセンサーの距離が離れていると反応時間が短くなりオーバーランや不検出となります。
筐体内部側面上部の照明用デラプリ(半円透明キラキラプレート)を分解し、ドームセンサーを金属プレートに
近付ける位置微調整をお願いいたします。ドームを一回転させてみて擦らないよう数ミリの空間を保持ください。
ドームセンサーは通常のセンサーと逆の反応をいたします。金属反応が無いときが「ON」。金属反応があるときが「OFF」です。
ドームセンサー本体の赤LEDも通常は「ON」状態で点灯。金属(ドライバー等)を近付けると赤LEDが消灯し「OFF」となります。
テストモードのINPUTテストでも金属反応なし「緑色(ON)」。金属反応あり「赤色(OFF)」表示となります。ご注意願います。
テストモード / INPUTテスト表示: ドーム閉まるセンサー「F」・ドーム開くセンサー「G」
オーバーランするときはセンサー反応が弱い状態です。
ドームセンサーを金属プレートに近付けて固定します。
接触しないよう数ミリの空間を残します。
症状:ボールを入れていないのに勝手に得点が入る。
対応:ボールカウントセンサーの光軸ずれ、センサー故障。
ボールカウントセンサーの調整は筐体背面から行います。
①背面の縦長パネルを取り外します。
②内部上部の固定パネル(ステンレス)を外します。
③内部縦長パネル(ステンレス)を持ち上げながら外します。
④”コ”の字型のアクリル長シャフトを持ち上げて抜き出します。
⑤奥のゴールシャフトの左右にボールカウントセンサー基板が固定されています。
⑥テストモード/INPUTテストでゴールセンサー「L」に正しい反応があるかを確認ください。
(センサーを手で遮る、センサー基板の取り付けに緩みが無いか確認、コネクター緩み確認)
以上。
CANDY PANIC (キャンディーパニック)
TKM JAPAN